溶接アンカーって何をするもの?

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溶接アンカーって何をするもの?

皆さん、溶接アンカーって知っていますか?
そんなの当たり前!しょっちゅう使ってるよ!と言う方もいれば、何ですかそれ?どういうときに使うんですか?と言う方もいるかと思います。

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溶接アンカーとは、コンクリートに鉄の棒を固定し、それに溶接することによって、色々なものをコンクリートに固定するための金物です。
主に、ガラス窓のサッシ枠やアルミやスチールのドア枠、シャッターレール等の固定に使用されます。
他にも、コンクリートに埋め込むモノを仮固定する際にも使用されます。

床見切り、水返しアングル、配線ピット枠、排水溝フタ(グレーチング等)の受枠等、溶接アンカーを利用して仮固定することによって、コンクリートで埋め込む際に動くことがないので、非常に便利です。
加藤金物では、1本から注文できる商品もあります。

溶接アンカーの施工方法は

  1. 穴を開ける(穿孔)
  2. 切粉を除去する(清掃)
  3. アンカーを挿入し、ハンマー等で打ち込む(打設)
  4. アンカーが開脚密着し、固定される(施工完了)

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といった順序になりますが、一番時間がかかるのが1.の穴を開ける作業です。
溶接アンカーは外径10mmのものが良く使われますが、その際の孔の大きさは10.5Φです。
さほど太いわけでもありませんが、それなりに時間がかかります。
また、従来の溶接アンカーは、孔の深さも決まっており、ドリルにマーキングをして、所定の深さになるように配慮せねばならず、コレも時間がかかる要因になっていました。

何とかしてこの時間を短縮できないか、と開発された商品が近年発売されました。

日本パワーファスニングの「ウェルドコブラ」

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その特徴は

  1. 穴あけ径6.4Φ
  2. 溶接頭部が穴あけ径より太いため、深孔であってもアンカーが沈まない
  3. 上向きに打つ場合、従来品では不可能だった、仮固定が可能
  4. 従来品のおよそ半分の重量に軽量化

です。
1.のように穴あけ径が細いため、従来品よりも穴あけのスピードが速く
2.のように穴あけの深さに配慮する必要がないので、よりスピードアップが図れます。
3.のように仮固定が可能になったため、手で押さえながら打つ必要がないので、作業効率が向上し、
4.のように軽くなったので、施工職の疲労度も小さくなります。

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従来品よりも多少金額が高くなりますが、作業効率の向上により、スピードアップが可能になり、トータルで考えれば、コストダウンに繋がる商品です。



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文責:加藤

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