建築金物と称されるものは、本当に多岐に渡ります。
階段手すり、ハンドル、つまみ、丁番、フック、ひさし、錠前、戸当り、点検口、丸落し、取手、カーテンレール、戸車、クレセント、物干金物、キャスター、郵便ポスト、溝フタグレーチングなど。
広い意味では、それらに取付ける際に使用される、釘、ビス、ボルト、アンカーも建築金物に含まれる場合がありますし、金属ではないテープや接着剤等も建築金物に含まれる場合すらあります。
その中で、一つの建築金物を選んで購入することは、実はなかなか難しいのではないでしょうか。
その選択の指針となる、条件をいくつかお教えします。

1.用途を確定する
当たり前のことですが、何のために購入するか、コレをしっかりと決めてください。
どうやって使うかが決まっていないと、何を購入すればいいかは決まりません。
その用途に合うものが何かわからない時は、お気軽に加藤金物までお問合せ下さい。
2.取付ける箇所の精確な情報を収集する
購入する金物が取付く箇所の情報を、可能な限り精確に集めてください。主に寸法と材質です。
寸法は、建築業界はmm単位で動きますので、mm単位で測ってください。
場合によりますが、1mm違っても取付けられないこともあります。正確に測ってください。
材質は、その種類によって使う金物が違ったり、ビスやアンカーが違ったり、また工具も変わってきます。
材質を調べてください。
3.色や形を確認する
1と2によって、購入するモノのタイプやサイズが決まったら、あとは見た目の問題で、色や形を決めるのですが、これは設計事務所さんやお施主さんの好みを確認しなければなりません。
ご自分の建物に取り付ける場合は、お客様ご自身で決めて下さい。
あと、これは2.と絡みますが、好みに問題がない場合でも、取付く箇所の形状によって、金物の形が限定される場合もあります。
色や形は、金物によっては既製品の中に選びたいものがない場合もあります。
もしご自分が選びたい色や形がその製品の仕様に存在しない場合は、別注で塗装をお願いしたり、製作工場にオリジナルを製作してもらうことが可能な場合もあります。
特注品になりますので、金額は高額になりますが、自分だけのオリジナルの商品を取り付けることが可能になります。
また、別注品が不可能な場合は、取り付く場所を加工することになることもあります。

細かく見れば、まだまだありますが、まずは上記の条件を確認して購入して下さい。
1でも書きましたが、もしこれらの条件を確認しても、何を購入して良いかわからない場合はお気軽に加藤金物までご連絡下さい。
お話を伺いながら、一緒に探していきましょう。
ご希望の建築金物が、必ず見つかるはずです。